鉄筋工事とは?
建設業許可において、『鉄筋工事』は「棒鋼等の鋼材を加工し、接合し、または組み立てる工事」と されています。
ビル、マンションなどの建築物をはじめとして橋梁、トンネル、高速道路にいたる土木構造物まで、 私たちの身近なところのほとんどの建造物には鉄筋が組み込まれているのです。
建造物が完成すれば、外から見えることがほとんどない鉄筋ですが、建物の倒壊やゆがみを最小限に防ぎ、建造物の耐久性を高めるために大変重要なものなのです。
また、1件の請負代金が500万円以上の『鉄筋工事』を請け負う場合は、建設業許可が必要となります。
建設業許可を受けることにより、社会的な信用がアップすることはもちろんのこと、銀行からの融資が 受け易くなったり、公共工事の入札に参加する資格を得ることが出来ます。
また、発注条件に建設業許可の取得を必要とする元請業者もありますので、業務拡大にも大変多くの メリットがあります。
しかし、建設業許可を取得するのは容易ではなく、厳しい許可要件もあります。例えば、一定期間以上の建設業の経営経験がある方を配置し、一定以上の技術力がある方を配置することで適正な施工を確保し、一定以上の資産を所持していることで不足の事態に対応できることが必要なのです。
このような厳しい許可要件をクリアして建設業許可を取得することが出来れば、一定程度以上の施工 能力があることの証明でもありますから、建設業を営む上では是非とも取得しておきたいところです。



