石工事とは?
建設業許可において、『石工事』は、「石材の加工又は積方により工作物を築造し、又は工作物に石材を取付ける工事」とされています。
『石工事』は、『とび・土工・コンクリート工事』や『タイル・れんが・ブロック工事』との工事の分類が難しい場合がありますが、次のように分類されています。
まず、根固めブロック、消波ブロックの据付けなどの土木工事においての規模の大きいコンクリートブロックの据付けを行う工事は『とび・土工・コンクリート工事』における「コンクリートブロック据付け工事」に分類されます。
また、コンクリートブロックにより建築物を建設する工事等は、『タイル・れんが・ブロック工事』における「コンクリートブロック積み(張り)工事」に分類されます。
そして、建築物の内外装として擬石等をはり付ける工事や法面処理、または擁壁としてコンクリートブロックを積んだり、はり付ける工事等が『石工事』における「コンクリートブロック積み(張り)工事」となるのです。
また、建設業許可の『石工事』は、建築工事業などの建設業許可を受ける業者が同時に受けることが多くなっています。
その他に墓石の建立や、石鳥居の設置など墓石業者の方などが、建設業許可の『石工事』を取得しているのです。
一般的な『石工事』のみでは500万円以上の工事を受注する機会はあまり多くないかもしれませんが、建設業の許可を取得していることは、信頼できる会社であることの証となります。
「コンクリートブロック積み(張り)工事」や、墓石の建立や、石鳥居の設置などの工事を行う場合は、建設業の許可を取得して、更なるビジネスチャンスを逃さないようにしていきたいものです。