ガラス工事とは?
建設業許可において、『ガラス工事』は「工作物にガラスを加工して取付ける工事」とされています。
この『ガラス工事』の具体例としては、「店舗フロントガラス取付け工事、防犯ガラス取替え工事」などが挙げられます。
また板ガラスの加工・取付やガラスブロックの施工、サッシにガラスを取り付けるのはガラス工事業ですが、窓(サッシ)の取付は、建具工事業に該当するのです。
このようなガラス工事で500万円以上の工事を請け負うには建設業許可が必要なことはもちろんなのですが、近年は大企業がその発注する下請業者に対して、その工事金額に関わらず建設業の許可を求めることも多くなってきています。
この建設業許可には、知事許可と大臣許可があります。
1都道府県内にだけ営業所を持ち、営業しようとする場合は知事許可を取得し、2以上の都道府県に営業所を持ち、営業しようとする場合は大臣許可を取得しなければなりません。
そして建設業許可の申請をしたからと言って、すぐに許可が下りる訳ではなく、知事許可で約45日程度、大臣許可で約120日程度かかるのです。
さらに更新手続と同時に業種追加等の申請を行う場合は、知事許可は有効期限の60日前までに、大臣許可は6ヶ月前までに手続が必要となっています。
また、建設業許可の有効期限は5年間なので、建設業許可の更新の場合も早目の準備が必要です。
仮に500万円以上のガラス工事を請け負う予定が無くても、建設業許可を取得していることによって社会的信用もアップしますし、一定の施工能力を有していることの証明にもなりますので、建設業許可は是非とも取得しておきたいものです。